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夏休みの短縮が与える経済の影響について考えてみた

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夏休み短縮が経済に与える影響とは?

全国のほとんどの地域で夏休みの短縮が行われています。

このことに関してはニュースで取り上げられているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

ニュースでは新型コロナウイルスによる経済的損失が話題になっていますが、その全てについては語られてはいません。

今回私が注目したのは、夏休み短縮による経済的損失。

一体どのようなものが考えられるのでしょうか?

夏休みが短縮される地域の割合

夏休みが短縮される自治体は9割を占めます

今年の夏休みは各自治体でどのような状況なのでしょうか?

夏休みが短縮される自治体の割合

このようにほとんどの自治体で夏休みの短縮が行われています。

全体の8割以上が10以上の短縮を行っていて、そのうちの4割程度が20日以上の短縮になります。

中でも一番短い自治体で4日間、お盆休みの時期のみ夏休みという地域もあるようで、子どもたちのとってはかなり残念、保護者の方にとっては嬉しい?という状況になっています。

4日間になると先月にあった4連休と変わりありませんので、せっかく遊びに行こうと予定していても計画を立てるのが難しいですよね。まぁ新型コロナウイルスの影響で外へは出にくいですが・・・

この夏休みの短縮が経済、つまりどういった企業や会社に影響を与えているのか、みなさん是非考えてみてください。

夏休みの短縮でマイナスの影響を受ける職種

夏休み短縮でマイナスの影響を受ける企業は?

みなさんが1番に思い浮かぶものは何でしょうか?

夏休みといえば・・・子どもたちの楽しみ

私が真っ先に思い浮かぶものはレジャー産業です。

これにはプールや遊園地、旅行等も含まれます。

本来の期間が長い夏休みであれば、このシーズンは多くの子どもたちが遊びに出かけます。特にプールは夏休みの楽しみだったのではないでしょうか?

短縮されれば、それだけ利用者も減りますし、さらに新型コロナウイルスの影響により行くこと自体を渋っている子どもも多いのではないでしょうか?

遊園地でプールが併設されている施設ならともかく、プールのみの営業を行っている施設については、かなりの痛手であることは間違いありません。

夏休みが特に書き入れ時の職種

以前、このような記事を書かせていただきました。

そう、です。夏休みの短縮によって塾が影響を受けることが考えられます。

理由は記事にも書きましたが、塾にとって一番の書き入れ時である夏季講習の期間も短縮されてしまうからです

いや、短い期間でも工夫をして朝から晩まで授業をすればいいという意見もあると思います。実際、そのように行っている塾もあります。

しかし、それをすると人件費がかかります。では、1回の授業での生徒数を増やせばどうでしょうか?

それも難しいです。その理由は新型コロナウイルスの影響でどこもかしこも対策をしているソーシャルディスタンス。もちろん塾でも行っていますので、ぎゅうぎゅうに詰めて授業をすることもできません。

夏季講習での生徒獲得は厳しそうです。これが秋以降の生徒獲得にも繋がってきます。オンライン授業を取り入れている塾もありますが、何か工夫が必要ですね。

こんな職種にも影響が?

学校関係ならではですが、大きく影響を受ける職種があります。

学生さんは夏休みといえば何でしょう?社会人の方は、自分が学生だったとき夏休みといえば?

何かお分かりでしょうか?

それは、夏休みの宿題です!

夏休みはいつも大量の宿題が課せられました。

この夏休みの宿題に大きくかかわってくるものは教育系の出版会社です。

通常の夏休みであれば30日程度の休みがありますので、各出版会社はその期間に合わせて夏休みの宿題を製作しています。サマーワーク等聞いたことはありませんか?

中学校ではこういったワークを購入して、生徒に配布している学校が多く見られます。

私の友人数名に聞いてみたところ、夏休みの短縮によって夏休みの宿題を購入せずに、全員が自作の宿題を作っているとのことでした。

また、そのワークの内容をまだ履修していないということも理由として挙げられていました。

1冊で500円程度の冊子ですが、これが5教科で1学年100名、3学年分となると、1校の合計で750,000円の売り上げになっていたわけです。それが、複数校で採用されないとなると、結構な損失になってしまいます。

中々見えない部分で、こういった経済的損失もあるのですね。

また、中学校、高校では夏休みといえば部活動も忘れてはいけません。

夏休みの短縮によって各種試合や大会が延期または中止されているものもありますので、スポーツ用品に関する企業にも少なからず影響が出ています。

特に大手のスポーツ用品企業では、オリンピック延期の影響もあり、今年はかなり厳しくなってくるのではないでしょうか。

夏休みの短縮でプラスの影響を受ける職種

夏休み短縮でプラスの影響を受ける企業とは?

逆に夏休みが短縮されたことで稼ぎが増える職業もあります。

それは学校関係の職種です。

学校の教員には、正職員、常勤講師、非常勤講師などの種類があります。

このうち採用試験に合格した正職員や常勤講師は夏休み中も通常通りの給料が出ますが、非常勤講師はコマ数によって給料が出ますので、授業のない夏休みは給料を貰えないのです。

通常の夏休みであれば4週間~5週間は給料が出ません。しかし、今回のように夏休みが短縮されればこの無給期間が短縮されれることになります。

他には学校給食に関係する仕事、給食センターや給食の配膳員などにとって、夏休み短縮は稼ぎが増えるのでプラスの影響を受けます。

さいごに

さいごに

いかがでしたでしょうか?

夏休みの短縮によって、様々な職種に影響が出てきています。

やはり例年と違えば、見えない部分で大きく影響が出てしまうのですね。

子どもにとっても企業にとっても残念な夏休みの短縮!嬉しいのは保護者の方だけでしょうか?

早く収束して、いつも通りの夏休みが来てほしいですね。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。