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消えていく日本語

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日本語は非常に難しい言語ですが、近年使われなくなった言葉もあり、減少しつつあります。

最近では、日本語がどんどん減っているような感じがします。特に、若者と話をしているときに、少し難しい単語を使うと、その反応を見たときにそう思うことがあります。例えば、ある若者2人と私の3人で話をしているときに、「何でそんなに食い下がるの?」と聞いても「食い下がる?食らいついていますけど?」と返ってきて驚くこともありました。日本語はたくさんの単語や熟語があり、美しい言語ですが、最近では、間違った使い方を聞いたり、使いにくくなったように感じたりすることがあります。この記事では、消えていく日本語についてお伝えしていきます。

日本語の変化と進化

日本語は長い歴史を持ち、時代とともに変化してきました。江戸時代の言葉遣いから明治時代の国語改革、そして現代の若者言葉やインターネットスラングへと移っていきました。この進化の背後には社会や文化の変化があり、特に現代ではグローバル化が言語に与える影響が顕著です。若者たちの間で広がる新語や造語は、日本語の豊かさを示していますが、逆に昔から使われている美しい日本語が減ってきているように感じます。

技術革新と日本語

テクノロジーの発展は言語の使用方法にも変革をもたらしました。SNSやメッセージアプリによる短縮形の使用や絵文字、顔文字の普及は、言語の表現方法を劇的に変えました。これにより、書き言葉と話し言葉の間に新しいギャップが生まれ、コミュニケーションの形式が多様化しています。特に、絵文字は近年大幅にボリュームが増え、選択しの幅も広がりました。その結果、言葉で表さずに、絵文字だけで相手に伝えるという文化が生まれました。

外国語の影響

英語の影響は、日本語に多くの新語彙を導入しています。特に若者の間で、英語由来の単語やフレーズが日常的に使用され、時には日本語の文法にも影響を与えています。このような言語の混合は、日本語の構造や伝統的な表現方法に変化をもたらし、新しい言語の形態を生んでいますが、これも元からある日本語が消えていく要因の1つになっています。

文化的な影響

日本のポップカルチャーは世界中で人気を博し、日本語の一部が海外で使用されるようになっています。アニメやマンガ、ゲームが海外でファンを獲得する中、日本語は新たなコミュニケーションの手段としての役割を果たし始めています。このような文化的な影響は、日本語の普及とともに新たな言語の進化を促しています。

人権の観点から

消えていく慣用句

最近では、人権の観点から日本語や漢字が消えつつあります。日本語にはたくさんの慣用句がありますが、その中でも身体表現が含まれるものは、近年使わない傾向になってきました。例えば、「足並みをそろえる」「足元が悪い中」「耳をそろえる」「片手落ち」「足を洗う」「足が棒になる」「白い目で見る」「手を抜く」「目がない」思いつくまま書きましたが、これらの表現は身体表現を含んでいて、それぞれに障がいをもっていたり、不自由だったりする方を配慮して使わないようにすることが多いです。日本の文化ですが、これらの慣用句ができた時代には、こういう配慮はなく、差別の対象になっていた方がいたことも事実です。こういった昔ながらの慣用句が消えつつあります。

消えていく漢字

また、慣用句と同様の理由で、漢字も消えつつあります。例えば、「相手」「上手」「下手」「苦手」は手という漢字が身体表現を表していますので、ひらがなで「あいて」「じょうず」と書くか、もしくは、得意、不得意などと違う表現で表します。「足りない」「不足」は足という漢字があるので、こちらもひらがなを使うか違う表現をする傾向にあります。さらに、「子供」は共が従属物を表す表現なので、「子ども」と表記したり、「大人」「小人」は、その名の病気がありますので、違う表現を使ったりします。このように、日本語は本当に身体表現がとても多いので、これらを使わなかったり、漢字をひらがなに表記したりすると、これも日本語が消えていく要因の1つになっていると感じます。ただ、ひらがなばかりの文章は非常に読みづらいので、難しいところですが。

まとめ

日本語の多様性と文化的な重要性を守るために、言語教育や文化の維持が必要です。伝統的な日本語の形態や価値を次世代に伝えるために、言語教育の充実や文化交流プログラムの推進が求められます。また、日本語の方言や古語の保存も重要であり、これらの豊かな言語遺産を失わないよう努力する必要があります。そして、消えていく日本語をどう保護していくかも重要な課題であると感じています。近年は使わなくなったり、使うべきでなかったりする単語や慣用句も忘れずに、次世代に伝えていきたいと思います。