勉強は何歳になっても人生から切り離すことは難しいとつくづく思います。
学生時代はもちろんのこと、大人になってからも机にかじりついて知識を深める機会は多いです。
・資格の勉強・仕事のスキルアップ
・趣味の専門性を高める
歳を重ねるごとに勉強の量は増えていると言っても過言ではなく、頭が固くなっていると言い訳している時間すら惜しいですよね。
この歳から何かを始めるのが億劫だ、何かにチャレンジするほど頭が良くない、今更やっても遅い。呪いの言葉に雁字搦めされてませんか?
どうにか効率良く知識を得る方法はないかと調べていると、興味深い方法に辿り着きました。
なんと、覚えるためには"忘れる"ことが重要だと記されている。
一生懸命に覚えようと毎日ノートに殴り書きしていた方法は逆効果だ、と言われてしまうと胡散臭さと同時にちょっとした好奇心が芽生えてきました。
一体どのような方法で科学的アプローチを勉強に取り入れるのでしょうか? もし、テスト前の一夜漬けのような長時間学習ではなく、別の方法で記憶力を高めることが出来るならば非常にありがたいです。
仕事終わりに夜遅くまで机に向かうのは正直しんどいですよね。 今回は覚えるためにわざと忘れる戦略的な忘却"レミニセンス"について、少しだけお付き合い願えればと思います。
そもそも脳は忘れていない
あの人の名前なんだっけ?
数日前にあったばかりなのに名前が出てこず、気まずい思いをしたことがないでしょうか。自分はしょっちゅう起こるので逆に免疫が出来てしまいました。
戦略的忘却などとカッコイイ言葉を使わずとも、人の脳は忘れっぽいと思っている人も居ると思います。
最初に言及させてもらうとそれは間違っています。 脳は知識を忘れているのではなく、探せていないだけなんです。
頭の中に確実に存在はしていても、遠くに埋まっていて引っ張り出せない状況になっているんです。
名前を聞いたらちゃんと思い出せるのが何よりの証拠。簡潔に言ってしまうと"物忘れ"は脳の検索の力が弱まることによって起こる現象なんです。
頭から消えることはそうそうないので安心して下さい。
脳に格納された情報は消えないと分かったところで、思い出せなければ同じこと。キーポイントは"思い出す"にあります。
脳の思い出す力を高めることが出来れば、覚えた知識をしっかりと活かすことが出来るはずです。
資格試験で答えが思い出せずに不合格したことありませんか?
あれだけ問題集を解いたのに思い出せなくて悔しい思いをしたことありませんか?
その時は覚えていても脳の奥から探し出す力が弱いと答えは埋めれません。一度でもしっかり覚えたことであれば、繰り返し反復学習することで脳が使いやすい場所に記憶か固定化されます。本だって棚にしっかり整列されていれば使う時に取り出しやすいですよね。
思い出す力を高めるために"わざと忘れる"
では、どうやって思い出す力を高めるのかと言うと、知識を探す練習を行うのです。
知っている状況から、記憶があやふやな状況まで環境を変えることにより、定期的に脳の検索作業をさせるのです。
つまり、ずっーと勉強するのではなく、一度しっかり勉強した後に時間をおいて忘却させる。その後に復習して思い出すことで、記憶を固定化させる方法が効率的だと脳科学的に証明されているのです。
この現象は"レミニセンス"と呼ばれ、忙しいサラリーマンのみならず多くの人が使えるテクニックとなってます。まさに効率的な勉強法ですよね。
毎日勉強しても記憶があんまり固定されない理由は、脳が思い出す行為をしてないからです。表面的には覚えているように錯覚しますが、単純に頭の中に残っているだけなのです。時間が経てば脳の奥底に沈むことでしょう。
理想的な勉強は"時間を置いて分散学習"が望ましいと言われております。夜遅くに毎日頑張って勉強する方法は逆にNG。勉強は筋トレと同じで、適度に間隔を空けたほうが良いのです。
レミニセンスで効率良く無理なく勉強を楽しもう
毎日勉強と聞くと気分も乗らないですよね。分かります、その気持ち。
疲れているのにそこまで頑張るのは大変ですよね。
短くしっかり勉強して、わざと間隔を置く方法が優れていると分かったいまならば、少しだけ気が楽になりませんか?
週に7日勉強ではなく、週に2日集中して勉強ならば頑張れそうですよね。自分の話ですが、無理は身体にも脳にも良くないと分かると気持ちも楽になりました。
勉強だって楽しくやらなきゃ勿体ない。貴重な時間を割いているんだからこそ、効率良く楽しく出来ると良いですよね。少しでもあなたが勉強に対して前向きになれば何よりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?レミニセンスの考え方、非常に有用だと思います。学生さんも忙しいサラリーマンの方も是非このレミニセンスをマスターして、効率の良い勉強法を身につけてください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。