コーヒー愛好家の間で人気のあるカフェラテやカプチーノなどのコーヒードリンクには、ふんわりとした泡立ったミルク、通称「スチームミルク」が欠かせません。少し値段の張るエスプレッソマシンが必要になりますが、自宅でも手軽に作ることができるスチームミルクの作り方と、そのスチームミルクを使って楽しむコーヒーアートの楽しみ方についてご紹介します。
スチームミルクとは？
スチームミルクとは、「蒸気で温められたミルク」のことで、スチームミルクとセットで「フォームドミルク」というものがあります。
コーヒー店でカプチーノを注文すると、ミルクがきめ細かいふわふわした泡状になっていますが、あの泡の部分を「フォームドミルク」と呼びます。
泡の部分を「フォームドミルク」、泡以外の液状のミルクの部分を「スチームミルク」と呼びます。一般的にエスプレッソを作るときのノズルから出される蒸気を使ってミルクを温めて、キメの細かい泡を作っています。
では、実際にご家庭で作るにはどうすればよいのでしょうか？
スチームミルクの作り方
スチームミルクを作るために必要な材料は非常にシンプルです。まず、牛乳を選びます。低脂肪牛乳や全脂肪牛乳、好みに合わせて選びましょう。
次に、スチームワンドを備えたエスプレッソマシンやミルクフローサーを用意します。これらの器具を使用することで、牛乳を泡立ててスチームミルクを作ることができます。少し値段はしますが、安いものでは以下のようなマシンがあります。
まず、使用するカップに入る量の牛乳を計量し、その分だけ牛乳を用意します。牛乳の量は、作るドリンクの種類やカップの大きさに合わせて調整します。エスプレッソマシンを準備し、水タンクを満タンにしてマシンをオンにします。スチームワンドがある場合は、清潔な布でワンドを拭き取ります。
次に牛乳をスチーム用の専用カップに注ぎます。牛乳の量によって、泡立ち具合や作りやすさが変わるため、初めての場合は少量から試してみると良いでしょう。スチームワンドを牛乳に浸し、マシンをオンにしてスチームワンドを動かします。牛乳を泡立てる際には、ワンドを牛乳中央部に向け、ワンドを下に向けたり、泡立てる速度を調整することで、理想的な泡立ちを作ります。泡立てる時間は牛乳の量やマシンの性能によって異なりますが、通常は20〜30秒程度で十分です。
泡立てた後には、牛乳全体が適温になるようにワンドを下向きに移動し、牛乳を加熱します。牛乳の温度はお好みで調整し、通常は60〜70℃程度が目安です。牛乳が適温になったら、泡立てる作業を停止します。
最後に、泡立てたスチームミルクを、エスプレッソやコーヒーに注ぐカップに注ぎます。泡立てたミルクの上にふんわりとした泡を形成するために、カップを傾けながらゆっくりと注ぎます。
コーヒーアートの楽しみ方
スチームミルクを使って、コーヒーアートを楽しむことができます。コーヒーアートは、泡立てたミルクをカフェラテやカプチーノに注ぎ、スプーンや竹串などを使って模様を描いたり、泡を使ってハートや葉っぱの形を作ったりすることで実現します。コーヒーアートは、ドリンクに華やかさや個性を加えるだけでなく、その美しい見た目から飲む楽しみも増します。
まとめ
自宅で手軽に作れるスチームミルクとコーヒーアートを楽しむことで、カフェの雰囲気を自宅で味わうことができます。ぜひ、お気に入りのコーヒードリンクを作りながら、コーヒーアートの世界に挑戦してみてください。
