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分散登校は本当に必要?

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<img src=”drink.jpg” alt=”分散登校”>

@パパです。こんにちは。いつも見ていただいて、ありがとうございます。

 

緊急事態宣言が解除されて、各都道府県では学校再開に向けて動き出しています。
私は過去に10年教職についていたこともあり、そのときの友人から最近の話を聞く機会がありました。

 

その内容は分散登校について。

学校が元通り再開すればそれで解決になりますが、友人の学校では分散登校からスタートするようです。

分散登校の意味はご存知の方もいらっしゃると思いますが、現場から聞こえてくる声やメリット・デメリットについて考えてみました。 

 

分散登校

分散登校とは?

分散登校とはその名の通り「児童、生徒を分散して登校させること」です。
これは新型コロナウィルスの感染リスクを抑えるためでもあります。

 

各学校によって取り組み方は違いますが、
例えば各学年40人の4クラスの学校で月曜日は1・2組のみの登校、
火曜日は3・4組のみの登校、水曜日は・・・
のように交互に半分ずつ登校させるやり方です。 

<img src=”drink.jpg” alt=”分散登校のイメージ”>

分散登校のイメージ

登校した後は40人を1つの教室に入れることはできませんので、20人ずつ半分に分けて教室に入れます。


その際、1組の前半の生徒はそのまま1組の教室、1組の後半の生徒は2組の教室、2組の前半の生徒は3組の教室、という具合に分けていきます。

 

他には、午前中に1・2組、午後に3・4組を登校させるといった学校もあります。

 

友人の学校の場合は後者の方になりますが、学校での授業時間は午前、午後ともに3時間で設定しています。

では分散登校をさせる意味とは?メリットデメリットは?

次の項目で自分の考えを書いていきたいと思います。

 

メリット

分散登校をさせる1番のメリットは、生活習慣を元通りに戻すことだと思います。

 

長い休業期間で勉強する習慣がなくなったり、外出自粛のために外に出られず、体がなまっていたりする児童・生徒が多いためです。

まずは少しずつ分散登校をさせることによって、徐々に学校生活に慣れさせるのが目的ですね

 

他には、遅れている授業を取り戻すことや、勉強以外の学校行事や仲間づくり等も教えることができます。

また、授業では半分の20人学級なので、先生方の目も行き届くというメリットが考えられます。

では、デメリットは何があるでしょうか?

 

デメリット

デメリットもいくつかありそうですね。

まず思いついたのは子どもたちへの感染リスクです。

いくら収まってきたといっても、学校が始まれば感染が広がる確率は上がります。

 

また、教員にとってのデメリットにも注目しました。

それは、分散登校によって教員の授業時数は2倍になることです

1つのクラスを半分にしてるので、4クラスなら同じ授業を8回しないといけないですよね。

 

教員の負担でいうと、友人から聞いたのは時間割の作成です。

これが結構大変で、私も一緒に考えてみたのですが、中々上手く組むことができません。

ある日の1時間目に1組の前半クラスで国語を教えるとします。そうすると後半クラスでも国語を教えなければなりません。
そうしなければ、前半のクラスと後半のクラスで進度に差が出てしまいます。そして、できれば同じ日に組む必要もあります。

 

また、デメリットは子どもたちにもあります。
せっかく新しいクラスに替わったのに、クラスメイトが半分ずつなので楽しみも半減してしまいます。
また、午後登校のクラスは昼からの登校になるので、朝起きるのが遅くなったり、朝食を食べてこなかったりと生活習慣の改善効果は薄くなります。

 

それでも分散登校に意味はある?

ここまで分散登校についての自分の考えを書きました。
教員についてのデメリットに関しては、批判があるかもしれません。
「仕事なんだから忙しいのは当然」、それを負担と思ってはいけないかもしれません。

 

でも私は分散登校はやめるべきだと思います

 

確かに、保護者の立場から考えると、少しでも早く学校へ行ってほしいという気持ちはありますが、

それでも完全にコロナウィルスが収束していない中で、少しでもリスクがあるのなら感染を広げないことの方が大事だと思います。


学校は3密のかたまりですよね。

 

そこまでして子どもにとっても教員にとっても負担を増やさなくていいのでは?

それならICT機器を活用したり、動画配信や課題プリントをたくさん用意するほうが、子どもにとっても教員にとっても意味があると思います。

 

この分散登校が吉と出るか凶と出るか、今後の動きに注目したいと思います。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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